二次元世界の、闘う黒髪撫子に萌える管理人、エンバの不定期日記
アサギの新刊、非常に面白かったです。隊士たちの心理描写やキャラクターの掘り下げが非常に丁寧で、出版社がスクエニ、掲載誌がYGとは思えないほど良質な青春群像劇になってきました。新兵衛と以蔵が見せた人斬りの悲哀。善良な人格の時にはどこまでも高潔で、近い将来暗殺されてしまうのが勿体ないとすら感じられる芹沢。芹沢の立場を守ろうと必死に奔走する、クールなようでいて実は熱い男な新見。近藤のために試衛館の仲間たちすらも欺いて汚れ役を買い、孤独な鬼の副長への道を歩き始めた土方。そんな土方直属の殺人剣の役を引き受けた、斎藤。さりげない描写だけど、沖田が姉小路護衛を失敗したことを喜ばない平助を見て不思議がる斎藤の表情は、あどけない顔をして人間として何か大切なものが決定的に欠落している彼の壊れっぷりを表していて実にいいです。左利きを隠し続けている描写も巧い。猿が辻で土方相手に左で抜刀しかけるところとか…。
そして、彼らの熱く、哀しく、不器用な生き様が輝きを放つ分、佐伯の非道さがこれまた際立ち、いいコントラストになってます。本誌連載での連載順位後退が気にはなりますが、この丁寧な描写で、芹沢粛清、池田屋、油小路を見せて欲しいですね。
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観るべき時期から三週間ほど遅れて、『ニューイヤーズ・イブ』を観てきました。『ラブアクチュアリー』に似た内容を想像していたら、どちらかというと邦画の『大停電の夜に』に近い内容でした。一見なんの繋がりもなさそうな、職業も年齢もバラバラな男や女のエピソードがザッピング形式で次々と展開されていき、次第に繋がっていって、最後はタイムズスクエアのボールドロップを合図に、それぞれのわだかまりやら迷いやらが解消されて、みんな前向きに新年を迎えられるというお話です。一週間前に『M:I』を観てしまった後だと、どうしてもインパクトは薄いですね。
実際のボールドロップ(2010年)。劇中で再現されていたイベントよりもさらに規模が大きいです。
実際のボールドロップ(2010年)。劇中で再現されていたイベントよりもさらに規模が大きいです。
石原慎太郎が、芥川賞の選考委員を今回をもって辞意する意向を示したらしい。その際の捨て台詞が、本好きとしては不愉快極まりない。どうもこの人は、自身の『太陽の季節』以降の受賞作家を全て自分より格下とみなし、自分を超える受賞作家は一人も存在しないと本気で思っているようだが、思いあがりも甚だしい。この人の主観としては、「日本の出版界の腐った現状を、大作家石原慎太郎先生がとうとう見限った」ということなんだろうが、実際に見限られているのはこの人だと思う。スポーツ界におけるナベツネもそうだが、かつてのカリスマが自分の権力と過去の実績に胡坐をかいて、いつまでもご意見番を気取っていると、単なる老害になり果てる。政治家であれ経営者であれ、真に永きにわたって評価され続ける人は、どれだけ大きなことを成し遂げたとしても謙虚さを忘れない。それに比べると、今回の石原発言は、なんというかもう……。
今年になって初めて映画館に行ってきました。観た作品は、この冬最大の鉄板作品である『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』です。いや~面白かったです。イーサン・ハントは男の目から見てもまじでイケメン、そしてセクシー。ハリソン・フォードもジャッキー・チェンもシュワルツネッガーもブルース・ウィルスも年老いて衰えてしまった今、トム・クルーズは間違いなく、世界最高のアクションスターですね。もちろん、純粋にアクションだけで評価すれば、彼以上に動けるアクション俳優は少なからず存在するんでしょうけど、ことスター性もセットで考えると、彼を超える俳優はおそらくいないでしょう。
米ロの核戦争阻止のために、イーサン達が訪れる舞台は、ドバイ、そしてインドのムンバイ。どちらも、現在の世界経済においてホットな都市です。画面に映し出される街並みは、発展途上国のそれではもはやなく、「先進国?なにそれ?」と飛ぶ鳥落とす勢いの大量マネーが踊る世界のホットスポット。ちょっとした観光気分も味わえます。あと、シリーズ名物である先端技術を駆使した潜入ミッション用のガジェットが面白いです。シリーズ第二作で、アニメの『ルパン三世』の如き超絶変装を実写で実現してしまったフルマスクも、今は昔。クレムリンの警備員を欺くCG装置に、ドバイの超高層ビル壁面を忍者の如く登ることを可能とするグローブ(ただし不良品)に、通気用ダクトに飛び込んでも地面に激突しない磁力発生装置。世界最強のスパイチームの装備とは思えない、ガキのイタズラような遊び心が盛り込まれていて和みます。
とりあえず、観て損はない映画だと思います。
米ロの核戦争阻止のために、イーサン達が訪れる舞台は、ドバイ、そしてインドのムンバイ。どちらも、現在の世界経済においてホットな都市です。画面に映し出される街並みは、発展途上国のそれではもはやなく、「先進国?なにそれ?」と飛ぶ鳥落とす勢いの大量マネーが踊る世界のホットスポット。ちょっとした観光気分も味わえます。あと、シリーズ名物である先端技術を駆使した潜入ミッション用のガジェットが面白いです。シリーズ第二作で、アニメの『ルパン三世』の如き超絶変装を実写で実現してしまったフルマスクも、今は昔。クレムリンの警備員を欺くCG装置に、ドバイの超高層ビル壁面を忍者の如く登ることを可能とするグローブ(ただし不良品)に、通気用ダクトに飛び込んでも地面に激突しない磁力発生装置。世界最強のスパイチームの装備とは思えない、ガキのイタズラような遊び心が盛り込まれていて和みます。
とりあえず、観て損はない映画だと思います。
本日発売のフィギュアーツZEROのジンベエです。このシリーズの中ではかなり出来がいい部類に入ると思います。力強いポーズと、分厚いボディが非常にジンベエらしく、DX七武海やPOPを超えて、親分フィギュアとしては現時点で最高傑作なのではないでしょうか。衣装の甚平とマントの色は、七武海を脱退して賞金首に逆戻りした二年後の魚人島編仕様で、商品としてもジンベエ新世界ver.と銘打たれています。ただ、麦わらの一味のような若者キャラと違って、既に中年(?)に達している彼の場合、二年という時間経過による外見の変化はそこまでないため、ドフラミンゴやハンコック、ミホークらと共に、七武海の一員としてディスプレイしても問題なさそうです。
ZEROの制作スタッフに七武海ファンが多いのか、これまで発売されてきた七武海フィギュアは、ハンコックを除いてどれもクオリティが高いです。二月には、マリンフォード決戦ver.であるチャイナ服姿のハンコックと、インペル編のクロコダイルも発売され、魂ネイションのサンプル等を見る限り、この二人も期待してよさそう。出来にはやや不安があるものの、長らく保留になっていたモリアも4月に発売が決定し、残るはくまのみ。原作では敵味方双方で戦力のインフレが激しいため、もはや最強軍団の代名詞ではなくなってしまった七武海ですが、星矢の黄金聖闘士とか、ダイ大の魔王軍六大軍団長、バスタードのDS四天王みたいに、作品最初期に登場した強敵軍団って、読者にとっては凄くインパクトが強いんですよね。なので、とうの昔にコンプをあきらめたフィギュアーツZEROでも、王下七武海くらいは全員集めてみたいと思っています。

